「原因はよくわからないけど、なんか喉がつまる。」そのような症状に、あなたは悩まされていないでしょうか?
喉のつまりというと、何かが引っかかっていたり、ポリープや咽頭などの病気ではないかな?と不安に思う方もいるかもしれませんが、実はその詰まりは、「ストレスが原因」かもしれないのです。
病院の検査で異常が無かった方はストレスによる要因が大きいと思われますので、今回はのどのつまる感じについて、原因や解消法を紹介していこうと思います。
病気ではないのに喉がつまる原因って?
病院で検査を受けて、病気ではないとわかっているのに喉につまり感を感じる場合は、原因がストレスにあるかもしれません。
これは東洋医学的には「梅核気(ばいかくき)」と言われる症状ですが、人間はストレスを感じると、交感神経という神経が優位に働き始めます。
交感神経は筋肉を緊張させる働きがありますので、ストレス状態が続いてしまうと、食道などにある筋肉が緊張してしまい、締め付けられるような状態になることで、喉につまり感を感じます。
喉のつまりを改善するには?
喉のつまりを解消するには、まずは何かの病気で喉がつまる感じがしているのか、ストレスによってつまる感じがするのか判断しなくてはいけません。
病院で検査を受ける
喉のつまり感はストレスが原因の可能性があるといいましたが、中には病気でつまり感を感じている人もいます。
特に声帯ポリープがあったり、甲状腺の問題、咽頭の異常などでもつまり感を感じる事がありますので、まずは病院に行き、しっかりと検査を受ける事をオススメします。
検査を受けた結果、病気ではないことがわかれば、後はストレスなどが原因ではないかと考えられますので、一度ご相談頂ければと思います。
施術を受ける
ストレスが原因なのに施術を受けても意味ないんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、実はそんな事はありません。
人間は心と体が表裏一体となっていますので、何か心理的な問題を抱えればそれが体に問題となって現れますし、逆に構造的な問題があって体が悪くても、心理的な問題を抱えやすくなります。
そのため、体の調子を整えてあげるということは、「喉のつまる感じ」というように、心理的な問題と肉体の問題がリンクしている症状には、とても大切なアプローチ法なのです。
また、実際に体を触りながら心理的なストレスを思い浮かべてもらう事で、肉体に変化が起きてきますので、どの問題が最も体に悪影響を出しているのか判断する事もできます。
ストレスとの付き合い方を見つけよう
ストレスは無くそうと思って簡単に無くせるものでもないと思いますので、まずはストレスとどのようにしたらうまく付き会えるのか、探してみると良いと思います。
人によっては「嫌だ」とか「怒り」という感情を見たくないがために、見ないように見ないようにストレスを覆い隠そうとしている方もいますが、見ないようにすればするほど違った形で問題を出して来ますので、「自分は嫌だと感じているんだ」「自分は今怒っているんだ」という思いを素直に認めてあげる事も大切です。
時には自分だけではどうしょもない時もあると思いますので、カウンセリングなどを受けて、専門家の力を借りる必要もあるかもしれません。
自律神経を整えよう
交感神経が優位になったままだと、いくら様々な対処法を試してみても、再び症状を引き起こしてしまう場合がありますので、睡眠や休養をしっかり取り、自律神経を整えてあげる必要があります。
中には構造的な問題で自律神経が乱れている方もいますので、そのような方は、仙骨や頭蓋骨、脊柱等の歪みを整える事で、体のバランスを正常にしてあげる必要があります。
まとめ
病気ではなく、喉に問題があるわけでもないのにつまり感を感じている場合は、ストレスが原因になっているかもしれません。
ストレスが交感神経を優位にさせ、喉周りの筋肉が緊張する事によって症状が作られていると考えられますが、改善させるためには、ストレスとの付き合い方を見つける事と、自律神経を整える事が大切です。
時にはカウンセリング等を受ける必要があるかもしれませんが、構造的に体を良い状態に整えることも、症状の改善には効果があると思われます。