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腰を反ると痛い腰痛はどのように改善すればいい?

腰を反ると痛い 腰痛

腰痛を改善させるポイントは、症状ごとに適した方法を選択する事です。

どのような問題を抱えているかによって、必要なプロセスが変わってきますので、今回は「腰を反ると痛い」という症状をメインに解説していこうと思います。

腰を反ると痛い時に考えられることは?

それでは、ここから腰を反ると痛い時に考えられる問題から見ていこうと思います。

関節や骨盤の問題

腰を反ると痛い時にまず考えられるのが、関節の問題です。

人間はだいたい後ろに30°くらい体を反らすことができるのですが※1、腰椎が固くなってしまうと、この動きができづらくなります。

普段普通に生活していると、腰を前に曲げることはあっても「反らす」という動作は少ないです。そのため、悪くなっている事に気づきづらく、知らず知らずのうちに固くなってしまうのです。

また、この腰を反るという動作には、骨盤の問題も強く影響します。

基本的には骨盤が後傾しづらい状況になると、反らす時に悪影響が出るのですが、それだけではなく、「骨盤の捻れ」も重要な要素の一つです。

骨盤が捻れてしまうと、当然腰椎も捻れる事になりますで、関節に負担がかかれば腰に痛みを出すのです。

腰椎分離症・すべり症

腰椎分離症・すべり症は、10代のスポーツをやっている方に多い障害です。スポーツ等で繰り返しの負担がかかると、腰の骨に亀裂が入り、分離してしまう事で起こります。

腰の骨が分離していますので、当然後ろに反ると骨同士がぶつかります。

骨がぶつかれば、組織が刺激されてしまいますので、反る時に腰痛を引き起こすのです。

スポーツをやっている若年者の方で、腰痛を抱えている場合は、原因の一つになりうる障害です。

※一部、先天的な問題で起こる方もいます。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、背骨にある脊柱管と呼ばれる部分が、何らかの要因で狭くなる事で引き起こされる病気です。

加齢により背骨の靭帯が肥厚してしまったり、椎間板が変性してしまうと、神経などを圧迫する事で症状を引き起こします。

「腰を反る」という動作の場合は、この脊柱管の狭さを助長してしまう恐れがありますので、場合によっては腰痛症状を出すのです。

ただし、基本的には神経が圧迫されて症状を出しますので、臀部から下肢にかけての痛みや、しびれが多いように思います。

変形性腰椎症

変形性腰椎症は、加齢により椎間板が変性することで起こります。

椎間板が変性してしまうと、骨と骨膜との間に隙間ができますので、そこを埋めるように、「骨棘」と呼ばれるトゲができ始めます。

このトゲが、骨の後ろ側にできてしまうと、反る時に神経を刺激しますので、腰痛を引き起こす場合があります。

症状の出方は人それぞれですが、腰の痛み以外にも、しびれや腰回りのだるさなどを訴える方もいます。

どのような方でも、年齢を重ねれば大なり小なりこのような変化は起こります。ですが、それがひどくなってしまうと、重大な問題になってしまうのです。

腰を反ると痛い時の改善ポイントとは?

それでは、ここから実際に腰痛を改善させるためのポイントを解説していこうと思います。

腰痛原因にはいろいろありますが、ここでは関節や骨盤の問題から来るものをメインに説明したいと思います。

腰の関節を緩めよう

原因の部分でも解説しましたが、反ると痛い腰痛は、基本的に関節に問題を抱えている場合が多いです。

そのため、まずは腰を一つ一つチェックしながら、問題となる関節を緩めてあげる必要があります。

緩める方法としては、カイロプラクティックやオステオパシーなど、関節にアプローチ出来る方法が良いです。(その他でも効果的に関節を整えられるなら◯)

基本的にはプロにお任せするのが一番だとは思いますが、個人で対応する場合は、腰を良い状態を保つ事と、ゆっくりと体全体を動かす事を心がけてみてください。

私個人としては、簡単な運動法として、ウォーキングをオススメしています。

ウォーキングは、体全体をリズミカルに動かしますので、続けることで腰部の関節が緩む可能性があります。

その他にも、「筋トレや特別な体操なしで腰痛を予防する方法」で、腰を固めないための秘訣を解説していますので、合わせて参考にしてみてください。

腰や骨盤のバランスを整えよう

腰の関節を緩めると、ある程度症状は落ち着いてくると思います。ですが、それだけでは不十分です。

腰痛には、関節の問題以外にも、筋肉や骨盤の状態など、さまざまなものが影響を及ぼします。

実際に施術を行っていく場合は、これらの問題を一つ一つ丁寧に取り除いて行くのですが、ここではその中でも、骨盤について少しお話したいと思います。

「骨盤が捻れたり、後傾しづらい状況になると良くない」というのは最初の方で述べた通りですが、実はこの問題、自分でも解消できる可能性があるのです。

具体的に注目して欲しい筋肉としては、腸腰筋、縫工筋、大腿直筋などです。

これらの筋肉が固くなってしまうと、骨盤を過度に前傾させてしまうため、腰痛の症状を強めてしまう可能性があります。

筋肉に柔軟性があれば、骨盤の問題は防ぎやすくなるので、まずは自分でできるものとして、ストレッチを試してみてください。

当院でもこちらのページでストレッチ方法を解説しています。

反ると痛い時オススメ!腰痛解消のストレッチとは?
腰を反ると痛い時に役立つ腰痛解消のストレッチを紹介してみました。腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)や大腿直筋、縫工筋、脊柱起立筋など、重要な筋肉別に解説していますので、ぜひご覧ください。

ただし、問題が複雑になっていて、症状の改善が望めない場合は、早めにプロにご相談した方が良いと思います。

心理的な問題を解消しよう

腰痛には心理的な問題も大きな影響を与えます。

ストレスが関係するのは「心因性腰痛の治し方」で書いた通りです。ですが、反ると痛い場合は、不安や恐怖と言った感情も強く関係してきます。

特に反るという動作は、日常的に行うことが少ないですし、見えない方へ体を倒さなければならないため、怖さと結びつきやすい傾向があります。

腰痛とこれらの感情が結びついてしまうと、心理的な影響で痛みを強くしてしまいますので、余計に症状が悪化してしまうのです。

心理的な問題の改善としては、ストレスを解消するのも一つの手です。

自分なりの解消法がある方は、ぜひそれを生活の中に取り入れてみてください。人によってはそれだけでも症状が軽くなるはずです。

ただし、自分だけでは改善できないような問題をお持ちの場合は、心理領域のプロにサポートしてもらった方がよいです。

また、ストレスやそこまで大きい問題ではないけど、腰痛と不安や恐怖が結びついて、症状を強くしてしまっている場合もあります。

そのような場合は、ひとりでは解消しづらい側面もありますので、当院のような治療院にご相談いただければと思います。

反ると痛い時に注意しなければならない事

反ると痛い腰痛の場合、注意しなければならないポイントがありますので解説しておこうと思います。

ただ腰をマッサージするのはNG

腰が痛いとなると、「マッサージを受けたい!」と思う方もいるかもしれません。ですが、基本的に反る時に痛みが出る場合は、腰を上からマッサージするのはNGです。

その理由としては、寝た状態で腰を上から押してしまうと、腰椎を強制的に反らせる形になってしまうからなのです。

本来なら動かない所を、無理に反らせてしまっては、腰にダメージを与えますので、注意しないといけません。

うつ伏せの状態で真上から腰を押すと、必然的に腰が反ったような状態になります。

ただでさえ反らした時に痛みが出るのに、腰にこのような力を加えてしまっては、余計問題のある関節に負担がかかってしまうのです。

また、基本的にマッサージは筋肉に対して行うものです。

腰周りの筋肉をほぐすことによって、結果的に関節が緩む場合もありますが、あくまでも副次的な効果ですので、わざわざリスクを冒す必要もないと思います。

まとめ

腰を反ると痛い時の改善ポイントとしては、腰の関節を緩める事、骨盤のバランスを整える事、心理的な問題を改善する事です。

今回は改善ポイントの解説と同時に、そのための方法も少し紹介してみました。

症状の軽い方でしたら、それらを実行するだけでも、ある程度腰痛は改善されるはずです。ですが、腰痛が長引いていたり、なかなか症状が良くならない場合は、プロにご相談いただければと思います。

※1「関節可動域表示ならびに測定法」 日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会(1995 年)