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筋膜リリースだけでは肩こり腰痛が改善されない理由って?

肩こりや腰痛など、体に様々な症状を引き起こす筋膜の歪み。その改善法の一つに、筋膜リリースというものがあります。

筋膜リリースは、筋膜の緊張や歪みに対して効果的な方法で、問題のある筋膜を伸ばしてあげる事で、組織が解放され、可動性や症状の改善が期待できます。

今ではメディアでも取り上げられ、多くの方が実践して効果を上げているこの方法ですが、中にはなかなか症状が改善されない人もいるのはなぜでしょうか?

そこには頑固な慢性症状特有の「複雑さ」が潜んでいますので、今回は筋膜リリースだけでは肩こり・腰痛が改善されない原因について、解説していこうと思います。

なぜ筋膜リリースだけでは肩こりや腰痛が改善されないの?

それでは、なぜ筋膜リリースだけでは肩こりや腰痛が改善されないのか、いくつかポイントをあげてみたいと思います。

症状の原因が別にある

筋膜リリースは、主に「筋膜」を対象にした手技療法です。ご自身の症状が筋膜の問題によって作られているなら効果は期待出来ますが、それ以外の問題から作られている場合には、あまり症状が変化しない可能性があります。

腰痛で言えば、腰椎の椎間関節にある関節包の固着や、股関節からの影響で痛みが出ている場合もありますし、内臓からの関連痛の可能性もあります。

肩首のこりで言えば、胸椎の固着やストレス等の心理的問題が強く影響を出していることもありますし、骨盤の歪みや他の部位からの補正の可能性もあります。

もし、これらが問題のメジャーな原因だった場合、患部近くの筋膜を少し緩めただけでは、症状が改善されないのも何となくわかると思います。

この辺は、熟練したオステオパスであれば、体のどこからでも筋膜をたどって問題箇所にアプローチできてしまう事や、どこまでを筋膜として扱うかによってかなり変わってくる部分ですが、今回の記事では、今広く世間で広まっている「筋膜治療」を対象としたいと思います。

筋膜の緊張や癒着が複数ある

筋膜の問題が複数ある場合も、少し筋膜にアプローチするだけでは、症状の改善が望めない場合があります。

前回の書いた「筋膜の歪み・癒着を整えるのに効果的な調整法は?」で、筋膜は体を覆っている膜のようなものです。と説明しましたが、今は、簡単に筋膜という全身タイツを着ていると思ってい頂ければ良いと思います。

その全身タイツに、布の結び目や体との癒着した部分が何個もあったらどうなるでしょうか?

たぶんいろいろな所が引っ張られているのでとても動きづらいですし、ある部分では締め付けられてしまっているかもしれません。

このように体の様々な箇所から引っ張られてしまっていたら、いくら症状部分の筋膜を伸ばそうとしても、もう筋膜に伸びる余地すらないのがわかるのではないでしょうか。

そもそも体が悪すぎる

これは上記と少し被る部分でもあるのですが、今度はその人の治癒力の視点から見ていこうと思います。

体が悪すぎる方の場合、もともと状態が悪いため、その人自身が持っている治癒力も、そちらに使われてしまうため、いくら表面的な事を少しやっても、そこを改善させるだけの力がまずありません。

オステオパシーでは、脳脊髄液や人間が持っている体のリズムを見ていくのですが、体が悪い人の場合は、これらの動きが止まってしまっていたり、フリーズした状態になっている事が確認できます。

このフリーズした状態では、人間が本来持っている治癒力が十分発揮されませんので、当然筋膜や関節など、構造を扱う手技では、組織が緩んでくれないため、肩こりや腰痛も、なかなか改善しないという事になってしまいます。

筋膜リリースで肩こり・腰痛が改善されない場合はどうすればいい?

筋膜リリースで症状が腰痛や肩こりが改善されない場合は、問題が他の部分にあったり、複数あったりすることが考えられますので、玉ねぎの皮を向くように、一枚一枚悪影響を出しているものを取り削いていかないといけません。

そのためには、今何が体の中で1番問題なのかを把握する必要がありますので、人間の体を筋肉や骨といった構造だけで見るのではなく、その人全体を見ていく事が大切です。

当院では、頭蓋骨の歪み方のパターンや筋膜の緊張、キネシオロジー的な検査によってその人の問題箇所を把握していきますが、症状の酷い方ほど問題が多岐に渡っているため、幅広い視点で体を見ていく事が必要になってきます。

他院で施術を受けたことなかなかなかなか症状が改善されないと困りの場合は、一度ご相談頂ければと思います。

まとめ

筋膜リリースで肩こりや腰痛の症状が改善されない場合は、原因が他の部分にあったり、その人自体の治癒力が低下してしまっている可能性があります。

そのままではいくら筋膜にアプローチしても体が反応してくれませんので、体の中で治るのを妨げている箇所をみつけ、その人が治るための余地を作ってあげる必要があります。

そのためには、専門家にみてもらうことが1番だと思いますので、悩まず、お気軽にご相談ください。