当院では、体に最も悪影響を与えている箇所を見つける事で、患者さん自身が持っている「治そうとする力」を発揮させやすい環境を整えます。
人間の構造は、体の機能と深く影響し合っていますので、問題箇所を改善していく事は、さまざま機能の向上につながり、働きが高まる事で症状の改善が期待できます。
また、普段の不良姿勢や日常生活の問題、心理的なストレス、エネルギー的な乱れも合わせて見てきますので、症状を追うだけでなく、全身的なケアを行っていくのが特徴です。
施術の特徴
4つの角度からアプローチ
当院では、体を骨や筋肉といった構造だけで見るのではなく、姿勢や動作といった日常生活面、ストレスなどの心理面、経絡等のエネルギー的な側面も含めて、4つの角度から把握していきます。
オーダーメイドの施術
施術はお一人お一人の体を見て判断しますので、みなさんに同じような事をするルーティーン化されたものではなく、原因の把握から問題箇所に対するアプローチまで、10人いれば10通りの方法で、症状の改善をサポートしていきます。
大本の原因にアプローチ
表層に現れている症状にだけ注目するのではなく、大本の原因にアプローチしていきますので、痛い所だけを施術するという事はいたしません。
その代わり、その人全体を見て深い部分にアプローチしていきますので、何度も同じ症状を繰り返してしまう方や、症状が変化しなくて困っているような方にはオススメです。
ソフトな手技
手技はソフトなものがメインとなりますので、ボキボキ鳴らしたり、ただ痛い所を刺激するような施術は行いません。
そのため、体に対する負担が少なく、強い刺激が苦手な方や、体力の少ない方にも受けていただくことが可能です。
どのような事をするの?
手による徒手検査や頭蓋骨の歪み・筋膜の緊張を見ることで、どこが1番悪影響を出しているのか。可動性はどのくらい制限されているのか。体が本来持っているリズムはどのくらい乱れているのかなどを判断していきます。
頭蓋骨の歪みを検査
人間の頭はいくつもの骨が合わさっているのですが、体のバランスが崩れたり、組織が緊張したりすると、その影響が筋膜や硬膜などを通じて、頭蓋骨を歪ませます。
この歪みは、特徴的なパターンを作りますので、これらを見ることによって、体の中で問題を引き起こしている箇所を特定する手助けになります。
筋膜の緊張点を見つける
人間の筋膜は、どこかに緊張しているポイントがあると、そこに向かって引っ張られる性質があります。
これは、シーツの上に手をおいて、誰かに端を引っ張ってもらった時の感じに似ているのですが、当院ではこの筋膜の動きから、引っ張られている箇所をたどり、体の最も緊張しているポイントを見つけていきます。
オステオパシー
オステオパシーでは、その人自身が持っている自己調整能力や自然治癒力を発揮させやすくするため、心や精神領域も含め、体を一つのユニットとして捉えていきます。
西洋医学的な考え方に基づくと、どうしても症状や局所に注目しがちですが、なかなか症状が改善されない方の場合は、オステオパシーのように全人的にその人を捉えていく方法が良いと思います。
問題を関節や筋肉だけでなく、筋膜や骨格、頭蓋、内臓、神経系、リンパ、血管など、構造的に幅広い領域で捉える事はもちろん、心と体のつながりも考えていきますので、全体の調和を整えながら問題を改善していくのに向いている療法と言えます。
鍼灸
鍼灸では、血液循環の改善や鎮痛効果、筋緊張の緩和を目的とする方法と、経絡や経穴と言った体を流れるエネルギーに働きかける方法があります。
ひどい肩こりや腰痛などの方は、前者のような方法が有効な場合がありますが、自律神経が乱れていたり、複雑化した症状をお持ちの方は、様々な手法で経絡を整えたり、必要な経穴を使用して、アプローチするのが効果的な場合もあります。
東洋医学の考え方も、オステオパシー同様症状だけに注目するのではなく、その人全体を見ていきますので、これら2つは、とても相性の良い施術法だと思います。
※一般的には鍼と言えば刺すイメージが強いかもしれませんが、実は刺さずに皮膚に接触させるだけだったり、押圧させるような方法もあります。